修羅の道

ちっちぇー!

幻夢大戦

ひまわり

押す

みにくい白熊の子

木を見る人

木を見る人

ラビリンス('86)

徹底比較(ハイボール編)

CERNの憂鬱

今をさかのぼること20年前、仕事でジュネーブに10日間ほど滞在した。ホテルはレマン湖のほとりの古風なホテルで、仕事場は空港のそばだったので毎日の往復には電車を利用していた。ある日、少し寝過ごしていつもの電車を逃してしまいバスを利用することにし…

仮装大賞 2020

あっくんと短文

あっくんは短文作りの天才である。短文作りとは与えられた言葉や言い回しを使った短い文を作ることだ。たとえば、例題1:「もし~なら」 あっくんの回答:「もしもし奈良の人ですか?」 例題2:「うってかわって」 あっくんの回答:「彼は頭をうってかわっ…

RAIN

RAIN 雨がRAIN 好きよRAIN 濡れたRAIN 髪も歌う野球帰りの少年たちが街を走り抜けるともうじき夏ねRAIN 彼をRAIN 待つのRAIN ほかにRAIN 何もないからこうもり傘で顔を隠した通り過ぎるパレードの影にそっぽ向くの斜めの雨の糸破れた胸を縫ってRAIN 雨がRAIN…

富豪刑事(第1回)

焼き鳥・金太郎(八王子旭町店)

出張からの帰り道、八王子で電車を乗り換えることになったのだが、夕暮れ時の通勤ラッシュを避けるために途中下車して1時間だけ吉田類することにした。金太郎、八王子だけのチェーン店。 手始めは焼き鳥5本セット。 そして、自慢の一品、もつ煮込み。 喫煙…

みちのく行連句'20

錦繍を縫い込む糸やつづら折り 燃ゆる葉に秋誰がため染めしと尋ねたり せせらぎに誘われ憩う星見台 風凪いで秋の沈思は深まれり 朝もやに咆哮聞こゆ三重の山 去り行くも記憶にとどむ銀杏かな われを呼ぶ友らの声聞く葉擦れかな 山裾に絵の具こぼすや里の秋 …

小さい秋

並木道を歩いていると、まるで私を待っていたかのように枯葉が一枚肩に舞い落ちた。私は歩みをとめてケヤキの樹を見上げた。色づいたケヤキの枝葉の隙間からのぞく秋空は高く美しかった。私は思わず懐かしい歌を口ずさんでいた。ー小さい秋、小さい秋、小さ…

統計学探偵(最終報告)

4桁の数字の暗証番号を決めるときに人は何を考えるだろうか。できるだけ簡単にして覚えやすいものを選ぼうとするだろう。でも、あまりに簡単すぎるとそれはほかの人にも容易に推察されてしまう。ランダムな数字にするのが安全なのだろうがそれでは忘れてし…

統計学探偵(その4)

さらに解析を進める。 境界線の存在である。X=10の直線の左右で明らかに濃度が変わっている。X=9以下はX=10以上に比べて一様に薄くなっている。それは月日に対応した左下の部分にも同様の傾向がみられる。誕生日と単純に考えると1~9月生まれと10~12月生ま…

統計学探偵(その3)

月と日を発見したので当然、次に考えられるのは、年だ。 それは簡単に見つかった。(19, 30)あたりから、(20,15)まできれいな線を描いている。これは、1930年から2015年というように読むのだろう。そして線の濃さを見る。すると、人口の年齢分布のようである…

統計学探偵(その2)

まず、私は左下の濃い目の部分に注目した。 特に30の付近に奇妙な模様が見える。さらに拡大すると、 左から順に数字を読み上げてみる。31, 28, 31, 30, 31, 30, 31, 31, 30, 31, 30, 31このリズムはどこかでよく知っているような気がした。そう、月の日の数…

統計学探偵(その1)

自称統計学探偵を名乗る私のもとにこんなデータが送られてきた。 非常に重要な情報らしいのだが送られてきたのはこのグラフだけだ。他には何も情報がない。横軸と縦軸には00から99まで数字が並んでいる。規則的のような乱雑のような不思議な模様が見える。こ…

渚のHeat Wave

灼熱の陽ざし浴びながら真夏のビーチに降り立てばみんなの視線はくぎ付けねお日様も海も手を振るの天気予報がなんて言ったって私がいれば大丈夫気温は上がり続けるの私はHeat Wave!砂の上ステップを踏めば渚の熱気は急上昇お日様はまるでミラーボール水平線…

例のモノ

俺はその日、都内新宿のはずれにあるアジア料理店にやってきた。 俺は名前を告げると俺は奥の部屋に通された。そこにはおかあさんと呼ばれている初老の女性が座っていた。一見、小柄で優し気な女性ではあるが、油断はできない。 その女性は怪しげな機械を取…

大江戸線の設計問題

先日、都内に用事があって地下鉄大江戸線に乗っていた。車両の連結部に近いところの席だった。車両を移動する人が扉を開けて目の前を通り過ぎていった。しかし、不思議なことにその人たちは扉を開けるときにみんな一様にてこずって苦労しているようだった。 …

世界史

手持ちの本の中で一番古い本を探してみた。 世界史の参考書。大学受験の時に買ったものだがそれ以来40年以上使っている。 写真などが多くて読んで見ているだけでいて楽しい。出版されたのは戦後30年の時点。当然、記述は米ソの冷戦のあたりで終わっていて…

負けるな!赤ガエル

風の日も、雨の日も、嵐の日も、そして雪の日も。

季節外れでもない海

憂さを晴らしに海辺の町へ。国道から砂浜に出てみれば季節外れでもないのに誰もいない海。 シャッターチャンスと波打ち際まででて写真を撮る。しかし、遠い向こうに黒い人影が。 どうもこちらに向かって歩いてくるようだ。ちょっと通り過ぎるのを待つことに…

シークレット・シャドウ

モノクロームの写真集開いた時の静けさ君はそんな雰囲気で佇んでる見えない影の部分には何を秘めているの?まぶしく細めた瞳はどこか投げやりだね夜の底へどこまでも沈んでゆきそうだよ透き通る肌細く柔らかい髪が顔の半分かくしてかきあげるその瞬間横を向…