詩篇

渚のHeat Wave

灼熱の陽ざし浴びながら真夏のビーチに降り立てばみんなの視線はくぎ付けねお日様も海も手を振るの天気予報がなんて言ったって私がいれば大丈夫気温は上がり続けるの私はHeat Wave!砂の上ステップを踏めば渚の熱気は急上昇お日様はまるでミラーボール水平線…

おてんばジュリエット

赤いスウェットに着替えてバルコニーから抜け出すの遠い街の灯が私を呼んでるわ息が詰まるよなパーティおしゃれな会話にもうんざり新しい風をいつも感じていたいわたし、おてんばジュリエット重いドレスを脱ぎ捨てて自由のつばさをひろげて気ままに生きてゆ…

夜汽車

憂いを残して夜汽車は南へ走る時の流れとすれ違うように走る静けさが今友達ならだまって窓にもたれようどこかで目覚めたばかりの赤ん坊の声がよく響くそのけたたましいほどの泣き声を誰も憎むことはできない人生が繰り返すものならまたいつか君と出会うだろ…

下りのホームに列車が到着するまでその娘はずっと黙りこくっていた。列車が到着してその扉が閉まる瞬間、彼女は意を決したようにこう言ったのだ。「ゆ・・・」発車のベルにかき消されて僕の耳に届いたのは、 の一文字だけであった。それから長い歳月が流れた…

蜃気楼の少女

息が凍りつくように冷たい朝、長い坂道を上り詰めたところに水平線が望める小高い丘がある。君は毎朝、そこに立って沖をゆく白い船の影を見つめている。風にひるがえる麦わら帽子を押さえながら海からの照り返しを受けている。傍らではふさふさとした毛の子…

村祭り

仲間たちに告げることなく君と二人で訪れたひなびた山奥の村祭り。ほのかな提灯の灯りに集う年老いた人たち。少しだけさびしげな太鼓の音が響き、忘れ去られた思い出のように老いた歌声が流れる。老婆に従われた子供が僕たちに歩み寄って酒をふるまってくれ…