2020-08-15 例のモノ 雑談 俺はその日、都内新宿のはずれにあるアジア料理店にやってきた。 俺は名前を告げると俺は奥の部屋に通された。そこにはおかあさんと呼ばれている初老の女性が座っていた。一見、小柄で優し気な女性ではあるが、油断はできない。 その女性は怪しげな機械を取り出した。 俺は約束のモノを渡した。それはその巧妙な仕掛けの機械に掛けられた。 機械は動き出し、やがて正常に停止した。女性はにんまりと笑うと握手の手を伸ばしてきた。おれは握手もせずに店を後にした。