みちのく行連句'20
錦繍を縫い込む糸やつづら折り
燃ゆる葉に秋誰がため染めしと尋ねたり
せせらぎに誘われ憩う星見台
風凪いで秋の沈思は深まれり
朝もやに咆哮聞こゆ三重の山
去り行くも記憶にとどむ銀杏かな
われを呼ぶ友らの声聞く葉擦れかな
山裾に絵の具こぼすや里の秋
吾妻おろし枯野すすきは風の海
柿の実を手にせし背なのあたたかさ
錦繍を縫い込む糸やつづら折り
燃ゆる葉に秋誰がため染めしと尋ねたり
せせらぎに誘われ憩う星見台
風凪いで秋の沈思は深まれり
朝もやに咆哮聞こゆ三重の山
去り行くも記憶にとどむ銀杏かな
われを呼ぶ友らの声聞く葉擦れかな
山裾に絵の具こぼすや里の秋
吾妻おろし枯野すすきは風の海
柿の実を手にせし背なのあたたかさ