RAIN

RAIN 雨が
RAIN 好きよ
RAIN 濡れた
RAIN 髪も歌う

野球帰りの少年たちが
街を走り抜けると
もうじき夏ね

RAIN 彼を
RAIN 待つの
RAIN ほかに
RAIN 何もないから

こうもり傘で顔を隠した
通り過ぎるパレードの影に
そっぽ向くの

斜めの雨の糸
破れた胸を縫って

RAIN 雨が
RAIN 好きよ
RAIN 街も
RAIN 白くかすむ

予報とおりね
フラれることは
そして伝言板
黙って見てた