焼き鳥・金太郎(八王子旭町店)

出張からの帰り道、八王子で電車を乗り換えることになったのだが、夕暮れ時の通勤ラッシュを避けるために途中下車して1時間だけ吉田類することにした。

金太郎、八王子だけのチェーン店。

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手始めは焼き鳥5本セット。

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そして、自慢の一品、もつ煮込み。

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喫煙所で記事を見た。


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居心地がいいのでのんびしていたらそろそろ時間だ。しめは一押しのすじカレースープ。

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関係ないが厨房に話題のこれを発見。初めて見た。

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みちのく行連句'20

錦繍を縫い込む糸やつづら折り

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燃ゆる葉に秋誰がため染めしと尋ねたり

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せせらぎに誘われ憩う星見台

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風凪いで秋の沈思は深まれり

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朝もやに咆哮聞こゆ三重の山

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去り行くも記憶にとどむ銀杏かな

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われを呼ぶ友らの声聞く葉擦れかな

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山裾に絵の具こぼすや里の秋

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吾妻おろし枯野すすきは風の海

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柿の実を手にせし背なのあたたかさ

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小さい秋

並木道を歩いていると、まるで私を待っていたかのように枯葉が一枚肩に舞い落ちた。私は歩みをとめてケヤキの樹を見上げた。色づいたケヤキの枝葉の隙間からのぞく秋空は高く美しかった。私は思わず懐かしい歌を口ずさんでいた。

ー小さい秋、小さい秋、小さい秋見つけた~♪ 

そういえば、空気も昨日より心なしかひんやりしているような気もする。しかしその次の瞬間、

ーうっ・・・

つまづいた。次の歌詞が出てこないのだ。それもそのはず、歌いだしは「誰かさんが、誰かさんが、誰かさんが見つけた」が正しかった。

統計学探偵(最終報告)

4桁の数字の暗証番号を決めるときに人は何を考えるだろうか。できるだけ簡単にして覚えやすいものを選ぼうとするだろう。でも、あまりに簡単すぎるとそれはほかの人にも容易に推察されてしまう。ランダムな数字にするのが安全なのだろうがそれでは忘れてしまってさらに困ることになる。

これらの心理状態を図示すると次の図のようになるだろう。

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4桁の数字には乱雑さの指標を導入してみよう。ある規則kに属する暗証番号のグループをグループk、グループkに属する番号の数をNkとする。

グループkの番号の情報エントロピーSkは、

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と表される。

これに基づいて各種番号のエントロピーを計算してみる。

(1) "0000"、"1111"はそれぞれN=1と考えられるので、S=0.001である。
(2) (1)以外の"AAAA"は、N=8なので、S=0.008である。
(3) "000A", "111A"は、N=9なので、S=0.009となる。
(4) "1234"などの連続数は、N=10程度なので、同じくS=0.010のレベル。

ここまでの数は覚えやすいがばれやすい。次に覚えやすいのは、

(5)"ABAB"、"AABB"など。N=100なので、S=0.067。少しはばれにくくなる。
(6)誕生年については、N=100程度なのでやはり、S=0.067。

そしてもっともポピュラーな誕生日。

(7)誕生日はN=365なので、S=0.175。

こうして、誕生日が最もほどよいところになる。

しかし誕生日についても、11月15日生まれなどの"1115"などは、(3)に属することになるのでエントロピーは下がる。こうして、11月11日から19日の人は誕生日を敬遠する心理が働くのである。

また先頭の数字が"0"の番号については、


(8) "0ABC"は、N=1000。S=0.333。

と高いのだが、先頭の"0"については、「せっかく4桁もらえるのに桁数が3桁と同じことになってしまう」という心理が働いて敬遠される。


以上に示したような人間心理の葛藤のドラマの中から次の模様が形成されたのであった。

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統計学探偵(その4)

さらに解析を進める。

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境界線の存在である。X=10の直線の左右で明らかに濃度が変わっている。X=9以下はX=10以上に比べて一様に薄くなっている。それは月日に対応した左下の部分にも同様の傾向がみられる。

誕生日と単純に考えると1~9月生まれと10~12月生まれに大きな差があるはずはないので不思議である。一方で、アメリカ形式、つまりX=日、Y=月の場合にはこのようなY=10の境界線が認められない(赤丸参照)。

これは何を意味するか。

Xを2桁の数字と考えたときに、最初が"0"となる00~09は単純に嫌われるのだ。Yについては嫌われていないのだが。

つまりX,Yには順序性がある。X=AB、Y=CDとしたときに、ABCDという数字の順列に意味があり、A=0は常に嫌われる傾向があるということである。

そしてもう一つ。

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左下の誕生日エリアを見ると、X=11月に興味深いパターンが見える。Y=日について、Y=11~19がやや薄い線を描いている。つまりここに一筋の溝がある。11月というのはどんな特性があるのだろうか。

以上の分析を整理すると、X=AB, Y=CDについて次のことが言える。

(1) AB=CDつまり、ABABの形式は高い。
(2) X=誕生月、Y=誕生日は高い。同様にX=誕生日、Y=誕生月も高い。
(3) ABCD=1234、2345、2468などは高い。
(4) ABCD=2850, 0852は高い。

一方で、

(5) A=0はやや低い。
(6) X=11月においては、Y=11~19日はやや低い。

さてこれらを総合して導かれる結論とは何か?

それは、人間の二つの心理の葛藤のドラマであった。

統計学探偵(その3)

月と日を発見したので当然、次に考えられるのは、年だ。

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それは簡単に見つかった。(19, 30)あたりから、(20,15)まできれいな線を描いている。これは、1930年から2015年というように読むのだろう。そして線の濃さを見る。すると、人口の年齢分布のようである。すると、これは今現在生きている人の誕生年を意味しているのだ。

そして、最初に気がついたことだが、

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この斜めの線。X=Y。これの座標は、(AB,AB)という形式である。しかし、これを外れた点もいくつか見える。

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X=Yの上に一つのグループが見える。(12,34)、(23,45)、(34,56)・・・という系列である。これを逆にした(43,21)などの系列もうっすらと見えている。また、(24,68)もある。

そして、次の点を見つけた。

 (25,80)、(85,20)


これが私の推理を決定づけることになったのである。

これが何を意味するか、わかるだろうか?